ある女性起業家さんに「ブログやSNSでどこまで自己開示すればいいですか？」と聞かれました。
「自己開示するとファンが増えて売れるようになる」と、どこかで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか？
そう言われてもなかなか自己開示できないのが、アラフィフ女性の繊細でステキなところ…。
いったいどのタイミングで、どこまで自己開示すれば良いのでしょう？
人それぞれ自己開示への価値観は違うと思いますが、ホームページ制作歴27年目の私が今まで見てきた「自己開示のメリット・デメリット」と、「ブランディングのコツ」についてお話ししたいと思います。
自己開示のメリット・デメリットとは？
自己開示をすることを恐れている人は、デメリットのみに目が向いていることが多いのですが、自己開示にはデメリットだけではなく、メリットもたくさんあります。
ここでは、私が感じるメリット・デメリットを3つずつお伝えしていきたいと思います。
自己開示のメリット
「この人、〇〇してた人」という、強烈なインパクトを与えることができるのが、自己開示のメリットです。
どんな人と思われたいか？どんな人と一緒に仕事がしたいか？を考えながら、読み進めてくださいね～。
1．「この人と仲良くなりたい！」と思ってもらえる
普段は仕事のことを中心に発信しているアカウントで、普段の暮らしやお出かけネタを書いた時、「いいね！」が多くつくことはないですか？
「仕事の話をすると『いいね！』がつきにくい」とよく言われますが、親近感を持った時に、ふと「いいね！」を押すことが多いからだと思うのです。
ちなみにですが、私がいつも「いいね！」をいただくのは、食べ物の話の時…。もう食べ物だけで良くない？とすら、思ってしまう今日この頃です(笑)
2．自分らしく発信することができる
自己開示をすることで、自分らしさを存分に発揮することができるようになります。
インスタグラムのストーリーズでは、息子とふたり暮らしのエピソードをときどき載せさせていただいています。
完全ワンオペ育児のため、子どもを置いて仕事に行くことができないので、「こんな子連れて行きますよ～」と、顔出しはせずに、息子の後ろ姿のみでやんわりお伝えさせていただいています。
料理が好きなことや買い物が好きなこと、手帳が好きなことなど、仕事だけではなく普段の生活や好きなことを発信することで、親近感を持ってもらうこともできますよ～。
3．似たような悩みを持つ人が集まってきてくれる
自己開示をすると、似たようなお悩みを持つ人が集まってきてくれます。
私自身、手足の指に障害を持っているのですが、同じような障害をお持ちのパパママが交流できるホームページを運営していたことがありました。
悩みが深ければ深いほど、そのつながりは強くなります。
「この人と仲良くなりたい！」と思っていただけることで、100人規模のメーリングリストや30人以上集まるオフ会などを企画して、本当に楽しい時期がありました。
海外赴任で管理が難しくなったためにやめてしまったのですが、今でも後悔しています。
自己開示のデメリット
そして、絶対に忘れてはいけないのが、自己開示のデメリット。
今は起業して、しっかりとした夢を持って仕事をしているのに、つらい過去を思い出して自己開示して共感を得るのは、少し違う気がしませんか？
ここで声を大にして言いたいのは、起業を長く続ける上で必要なのは、過去のことより未来のことです。
私の経験を踏まえてお話しさせてくださいね～。
1．つらい過去がよみがえる
つらかった過去の話を載せることで、親近感を感じていただくというやり方がありますが、いちばんつらい時の話をしていて、自分自身が落ち込んでしまうようであれば、今すぐにやめてください。
私自身、別居前後の壮絶だった頃のことをブログに書いていた時期があったのですが、吐きそうになるまで泣きながら書いていたことがありました。
そして、集まってきてくださるのは、自分がいちばんつらかった時と同じ状態の人たち…。
相談のメールを開くことすら怖くなって、すぐに更新できなくなり、閉じてしまいました。
2．家族の顔を出すリスク
先ほど「息子の後ろ姿だけ出している」とお話ししましたが、実は息子は11歳…。
クラスメイトの女の子が「〇〇(他のクラスメイト)のお母さん、〇〇の写真インスタに載せてるよね～！」と言っているのを聞いて、急に怖くなり…。
ビジネスに思春期の子どもを巻き込むことで、嫌な想いを知れないという想いがあり、ときどき後ろ姿だけを出すことに徹底するようになりました。
3．逆効果になってしまうパターン
起業初期に「ホームページを作る勉強をしています」と自己紹介していました。
きっと誰でも最初はそうなのだと思いますが、緊張しすぎて、自信もなさすぎて…。
でも、お金をもらう以上、『ホームページを作る仕事をしています』が正解なのです。
「人前で話すのは苦手です」という発信をしていた時期もありますが、今はずいぶん平気になりました(とは言えいつもカミカミですが…笑)。
「〇〇するのは苦手です」という自己開示、親近感を持っていただくためには大切ですが、心の奥では「絶対に克服すんで！」という強い気持ちを持った上で、使ってくださいね～。
自己開示やブランディングについてもっと詳しく知りたい方は、個別相談を受け付けています。
公式LINEにご登録の上、「個別相談」のボタンをタップしてくださいね～。
自己開示はどこまですればいい？
自己開示のメリット、デメリットをお伝えしてきましたが、いったいどこまで自己開示するのが正解なのでしょうか？
個人によって違いはあるのですが、あくまで私が感じている「どこからどこまで？」についてお話しさせていただけたらと思います。
見せてもいい「過去」、見せなくてもいい「過去」
お客さまと出会うために、仕事をしていく上で、インパクトのある「つらくない過去」は見せてください。
私の場合、「航空会社と鉄道会社で働いていました」とか「保育士資格を持っています」とか、「ワンオペ育児をしながら親の介護を22年間してきました」が見せてもいい過去です。
履歴書に書く「見てわかる過去」を出すだけでも、いろんな経験を積んできたアラフィフ女性にはかなりの過去があると思います。
そして、そんなアラフィフ女性のもとに来てくださる方も、それなりの過去をお持ちの方が多いです。
少しずつ開示していくことで、ステキな関係を築き上げることができるのではないでしょうか？
先ほどチラっと書いた、別居直前の壮絶な過去や、高校に行かずに電車を乗り回してウロウロしていて単位を落としかけたこと、海に落ちかけてペーパードライバーになったことなど、インパクトが強すぎる語りたくない、見せたくない過去には極力触れなくて良いのです。
お客さまとの距離で自己開示レベルを決める
ブログやインスタを見てくださった方 → インスタをフォローしてくださった方 → 公式LINEに友だち登録してくださった方 → フロントセミナーに来てくださった方 → 個別面談に来てくださった方 → お客さまになってくださった方 … と、お客さまとの距離や関わった期間で自己開示をするレベルが違った方が、より親密な関係になることができるのです。
最初から自己開示レベルMAXで迫っていくと、「え？私そんなに仲良くないねんけど…」と思われることもあります。
「全出しより小出し」「ワイルドにマイルド」を忘れずに、自己開示してみてください。
アラフィフ起業のブラディングのコツ
最後に、アラフィフ女性起業コンサルタントになって、4年目になる私が感じている、アラフィフ起業のブランディングのコツについてお話しさせてください。
ブレないブランディングを起業初期にしておくことが、アラフィフ女性が起業で成功するためのコツだと思っています。
とっても大切なことなので、最後までお読みいただけると嬉しいです。
誰に伝えたいのかを明確にする
「インスタのフォロワー数が少ないから…」「需要がない気がするから…」と、自信がないままターゲットを決められずに発信を続けている場合、なかなかブランディングが定まりません。
私の場合「アラフィフ起業女性の夢を叶える」ことを軸にして発信しています。
「誰に伝えたいのか」をしっかり定めることで、ブレない発信や集客ができるようになるので、まずターゲットを決めることをおすすめします。
一定のテンションで発信する
起業女性だって人間です。しんどい日もあれば楽しい日もあると思います。
ただ、読み手はそのテンションの波を確実に感じます。
私もそのひとりなのですが、他の人のインスタストーリーズのテンションの低さを見て、巻き込まれてしまうことも…。
もちろんですが、テンションが高い時にはテンションが高い人、テンションが低い時には低い人が集まってきてくれます。
発信前にひと呼吸して、自分らしい一定のテンションで発信することで、安定した発信ができるようになります。
できれば、読み返した時に楽しいことを発信した方が、楽しい人と出会えることが多いかな～？と、ホームページ歴27年目の私は思います。
「あなたから買いたい」と思われる信頼感
最後になりましたが、ブログやインスタグラム、XなどのSNSで発信している人を見た時、ほとんどの人が「怪しいなぁ～」と思いながら見ているということを忘れてはいけません。
本当にアラフィフ起業女性の夢を叶えたくて、日々、真剣にお客さまと向き合わさせていただいている私でも、個別面談に来ていただくまでは、かなり怪しまれていることをとてもとても痛感しています(笑)
だからこそ、私を選んでくださった方の夢は絶対に叶えたいという想いを日々発信していくことで、想いが洗練されてさらに強い言葉を自分の奥から引き出すことができるのです。
自己開示によるブランディングのコツは、過去より未来のあなたを魅せることだと思います。
もし、自己開示やブランディングにお悩みの方がいらしたら、公式LINEにご登録の上、個別相談にお申し込みくださいね～。
誠心誠意、心を込めてお話しできるよう、公式LINEでお待ちしています。
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